この朗読は、毎年2月のはじめに、埼玉県のWith・You・さいたま(男女共同参画センター)で、県内の男女共同参画のに関する活動を進めている団体が実行委員会をつくり、それぞれの活動を紹介し、学びあうことを目的にフェスティバルが行われます。私の所属するおしゃれ・さきたまでは、女の一生をテーマに、それぞれの会員が散文詩のようなものを書き、それを自分自身が朗読するという企画で、毎年参加していますが、その際私自身が発表した作品をアップしたものです。


今だからこそ私は言いたい(還暦を前にして)


いいのよ、私は先が短いんだから
最近よく言う私のセリフ
年金はどんどん減額
医療や介護保険どんどん改悪
障害者サービスに一割負担
市民税・県民税の大幅アップに加え
今度は消費税の引き上げ?
大儲けの銀行は法人税払ってないんだって。知ってる

いったいどうなってんのこの国
庶民は黙って耐えろというの
まー私は、先が短いからいいけど
でも………

教育基本法改悪
個人の権利ばっかり言ってないで、
国のため、公のため命を捨てられる教育を
国って・公って誰のためのもの?
国民一人ひとりを守るのが国の、公の役割だと確か憲法に書いてあったけど

え!
だから憲法を変えるの
日本が海外に軍隊を出せるよう
アメリカ軍と一緒に他国を攻めるために

先の短い私が生きているうちは
まさか戦争にはならないと思うんだけど
でも……

いじめで命を絶ってしまう子ども
子どもを虐待することをやめられない親
他人を傷つけても痛みを感じない人
何よりも大切なのは人の命と教えられたはずなのに
なぜ……

先の短い私は
あまり長生きしたくない
命は大事なはずなのに 生きながらえて、
みんなに迷惑かけたくない
でもこれって何か変

迷惑って何

人間らしく生きられる年金
安心してかかれる医療
介護の社会保障が整っていれば
私は出来るだけ長生きし
さまざまな経験を社会のために使いたい

いろいろな人生があり
いろいろな生き方が認められる
そんな社会をつくりたい

先の短い私、くそくらえ
先が短いからこそ
しなければならないことがたくさん在る

まずは周りの人達に語りかけよう
平和と人権、政治の主権者は私たちとした憲法を広めるために
すべての国の核兵器使用をやめさせるために
富を一部の人が独占せず、社会的に分配すること
子どもを安心して生み、育てられる社会を
老いても自分らしく生きられる社会保障
命の重みがわかる教育
他人を大切にすることが自分が大切にされることだということを
一人ひとりが大切にされる社会をつくるため、出来ることから始めよう

孫の時代に
おばあちゃん、がんばってくれてありがとうと言われたいから

 

岡 まち子

2004年 母から受け継いだもの
2005年 私の転機
2006年 あなたへ
2007年 今だからこそ私は言いたい(還暦を前にして)
2008年 年の功を生きる
2009年 私らしく生きる(迷い)
2010年 はにかんだ笑顔


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